◆いた〜い　痔の手術
数年前に　痔の手術をして1ヶ月近く入院しました

術後三日目頃から激しい痛み
肛門を中心とする　半径5cmの円内は
痛みというより　痺れて感覚がなくなったかのよう
（実際は　排便時にすごく痛い思いをする）
寝ていても痛い！
元々相当痛いので　鎮痛剤は効いとるのか？わからん！

◆痛くない姿勢がある！？
それでも　何とか色々と体を動かしていると
どういうわけか
ある姿勢をとると　あまり痛くないのに気がつきました

それは
上体をうつむきにし
　お尻を出来るだけ高い位置に置く姿勢　です

具体的には
1.丸椅子を前に二つ　左右方向に並べて
　両脚を肩幅よりやや広めに開く
2.丸椅子に両手を置く（ただしクロスさせるように）

更に　この姿勢で
3.片方のひざをゆっくり曲げる
　他方のひざは伸ばしたまま（上体が少し傾く感じ）
　その姿勢を数秒間保つ
4.今度は　左右逆にした曲げ方／伸ばし方をする

これを　暇な時に時々やっていました
（病室の同居人からは　変な目で見られていただろうな
　説明しても　真似る人はいなかった・・・まあ　当然か）

でも　寝ている時より痛みが軽くなった（ように感じました）
たんに　気がまぎれただけかもしれませんが

「痛みが軽くなるような姿勢やツボ」というものが
実際　あるのかもしれませんね
ヨガやツボでも　調べてみようかな

※僕の痔：長年　あまり痛くないので治ったのか
　と思っていましたが　とんでもない！

　「内痔核」（肛門の奥深くにできるイボ：痛みは感じない）が
　気付かずに　段々進行していました
　今回の手術で　三つのイボ（大１つ小２つ）を切除しました

　ちなみに　「外痔核」（肛門の外側にできるイボ：痛みを感じる）
　というのもあります
　他に　裂肛（切れ痔）や　痔ろう（これは厄介）などもあります

※痔の手術後：排泄は毎日のようにしなければならないので
　肛門を使いながら　つまり　痛みをこらえながら
　傷をいやしていくことになります（だから　つらい）

　担当の老医師曰く
　「血を流しながら　痛みをこらえながら　治していくんじゃ！」
　（先生　根性物語が好きなんかねえ
　　ご期待通り　血も涙も　ちょちょびりましたよ）

◆ついでだから　痔の手術後の痛みについてお話しましょう

病院では　毎朝　痛みを報告していました
痛みの程度を　０から１０までの数値で自己流に採点し
前日の痛みが　どの値かを看護師に報告します

主観的なものですが　痛さの一応の目安になります
これは「認知行動療法」というものでしょうか？

とにかく　自分でも記録して退院時に持ち帰ったので
グラフ化してみました

下のように
手術後３〜５日目が　痛さのピークで
（３日目頃から便が出はじめるので）
それからどんどん痛みが減っています
2カ月後には　トイレでちょっと痛む程度に

ただし　同じ入院患者でも
「ほとんど痛まなかった」という人もいました
人さまざまですね

※「痔は放っておいても絶対に良くならない」と先生から言われました
　痔の悪い人は　できるだけ早く診てもらうに限ります

※特に　進行した痔ろうは
　手術も治療の仕方も独特で　治癒するまでかなりの痛みが続きます
　肛門の周りに膿（うみ）が出るなど　怪しいと思ったら　すぐ病院へ
　（同室の患者さんの苦労を見ているので）